右なのか左なのか。

　近頃立て続けに自分のキャラをよそ様に描いていただく機会を得て満ち足りた毎日を送っております。
　自分の書いた小説の登場人物が読者さんの目にはどう映っているのか、知る機会などなかなかありませんから有り難くも嬉しいものです。

　重大な外見描写をし損ねていたサイトの例からもおわかりの通り、私はどうもキャラの見た目の説明が上手く出来ないと言うか…説明が出来ないどころか自分でもよくわかっていないところがある、ということが奇しくも判明してしまいました。

　ちょっと！　書き始めてから一体何年経ってるのよ！　しかも最初期から出してる主役級のキャラなのに何で把握出来ていないのよ！
　と自分で自分を叱責せずにはいられなかったんだ。

　今日も『the Legend』の話をします！

　『the Legend』の世界においては着用している者が圧倒的少数派となる風変わりな衣服『キモノ』に身を包み、語尾に「ござる」をつける独特の喋り方をする剣士、それがトーザ・ノヴァです。
　そしてトーザと言えば、ともすれば女性と見間違われそうな優しげな顔についた十文字の大きな傷痕が、外見上の大きな特徴です。

　キャラ設定にもそのように記しました。

：外見描写：
　(略)
　若緑色の瞳、時折女性と間違えられるほど柔和な顔立ちだが、右の頬には十文字の大きな傷跡が走る。

　そしてキャラクターに答えさせた質問にもそのように記しました。

(見た目について)
　(略)瞳の色は若草色。左の頬に十文字の目立つ傷痕があるでござる。


　どっちだよ！！！！((((;゜Д゜)))


　もーホントすみません。申し訳ありません。本文中で書き誤るどころか、設定段階で既に矛盾してるよ私！
　しかも本編においてはトーザの傷がどちらの頬にあるのか、どうもはっきりと書いてないようなのです。「片方の頬に十文字の大きな傷がある」としか書いてないようです。いくらなんでも書かなさ過ぎではないか、私…。

　そんなワケでトーザの傷痕は本人が言ってる通り「左頬」が正解です。
　つまり向かい合って立った人から見ると「右頬」にあるということ。
　などとわざと並べて書いてまた自分を惑わせてみる。

　先日いただいたトーザのイラストをどきどきしながら拝見して、以前サイトのイラストで感じたのと同じように「あわー！！」ってなってしまった次第です…わ、私が、私が間違っていたんです…作者なのに…ッ…orz

　これは一度心を入れ替えてキャラの外見描写を真面目にやり直した方が良いのでしょうか。
　しかし私としては、最低限のイメージだけを伝えて後は読者さん達に好きに思い描いて欲しいという思いもあり…。
　それにしても傷がどちら側にあるかなんてのは最低限以前の情報でしたね…反省します…orz